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	<title>おすすめの本 | おじさん司書の図書館案内</title>
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	<description>図書館司書になりたい方・図書館を利用する方へ</description>
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	<title>おすすめの本 | おじさん司書の図書館案内</title>
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	<item>
		<title>「校内盗撮」（斉藤章佳）集英社</title>
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		<dc:creator><![CDATA[おじさん司書]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 14 Oct 2026 23:43:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[おすすめの本]]></category>
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					<description><![CDATA[書名：校内盗撮著者：斉藤章佳出版社：集英社（インターナショナル新書）発売日：2026年8月12日 目次第１章　学校での盗撮が急増している第２章　盗撮する教師の歪んだ「自己正当化」【対談１】中学受験塾元講師A　有名塾の教え [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>書名：校内盗撮<br>著者：斉藤章佳<br>出版社：集英社（インターナショナル新書）<br>発売日：2026年8月12日</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>目次<br>第１章　学校での盗撮が急増している<br>第２章　盗撮する教師の歪んだ「自己正当化」<br>【対談１】中学受験塾元講師A　有名塾の教え子を盗撮した講師の「本音」<br>第３章　子どもが子どもを盗撮する理由<br>第４章　盗撮された子どもの絶望と深い傷<br>【対談２】永守すみれ（ネットパトロール団体代表）AIも悪用されるデジタル性暴力の恐怖<br>第５章　子どもを被害者にも加害者にもしない「包括的性教育」<br>【対談３】末冨芳（教育行政学者）学校が校内盗撮を防ぐための制度とは何か<br>第６章　なぜ盗撮した教師を「治療」するのか<br>第７章　もしも子どもが学校で盗撮したら</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">学校は、子どもたちが安心して学び、成長するための場所です。その空間で、子どもを守る立場にある大人が盗撮の加害者になるとしたら、私たちは何を信じ、どうすれば子どもたちを守れるのでしょうか。本書は、学校という身近な場所で起きている性暴力の実態を明らかにし、その背景にある加害者の心理や社会の問題に迫る一冊です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">加害者の本音が語られている</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書で特に興味を引かれたのは、「【対談１】中学受験塾元講師A　有名塾の教え子を盗撮した講師の『本音』」です。盗撮事件について報道される際、私たちが目にするのは、事件の概要や逮捕、処分といった結果が中心です。しかし、加害者がどのような考えで行為に及び、自分の行為をどう捉えていたのか、その内面に触れる機会は多くありません。その意味で、実際に事件を起こした人物の証言を通じて、加害者の認識や心理に迫ろうとする対談には、大きな意義があると感じます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">とりわけ、中学受験塾という、子どもたちの将来を左右するほどの影響力を持つ教育の場で起きた事件であることは、重く受け止める必要があります。保護者は、講師の知識や指導力を信頼し、大切な子どもを預けています。その信頼関係が悪用されたとき、被害は単にプライバシーを侵害されることにとどまりません。人を信じる気持ちや、安心して学べる環境そのものが損なわれる可能性があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">加害者の証言を読む意義は、決してその人物に同情したり、行為を正当化したりすることではありません。むしろ、自分の行為をどのように認識し、どのような理屈で許容してしまうのかを知ることで、犯罪を個人の異常性だけに還元せず、その発生や継続を防ぐ手がかりを得ることにあるのではないでしょうか。加害者の語る「本音」は、必ずしも客観的な真実そのものではありません。自己弁護や責任の矮小化が含まれる可能性も考慮し、被害者の視点や第三者の検証と照らし合わせて読む姿勢が大切です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">盗撮を単なる個人の犯罪として片づけない</h2>



<p class="wp-block-paragraph">また、本書が扱う問題は、特定の教師や塾講師だけに限られません。スマートフォンやSNSの普及によって、盗撮画像の撮影、保存、共有が容易になり、子ども同士の加害や、画像が拡散し続ける危険も生まれています。個人の倫理観に頼るだけでは、こうした問題を防ぐことはできません。学校や塾が相談しやすい仕組みを整え、被害を訴えた子どもを守り、問題を隠蔽せずに対応する体制を築くことが求められます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本書を通じて考えさせられるのは、盗撮を単なる個人の犯罪として片づけるのではなく、子どもの安全を支える仕組み全体の問題として捉える必要性です。加害者の心理を知ることは、被害者の苦しみを理解することと対立するものではありません。加害の実態を直視し、再発を防ぐためにこそ、双方の視点が必要なのです。</p>



<p class="wp-block-paragraph">加害者の証言に耳を傾けることには、抵抗を覚える人もいるでしょう。しかし、目を背けたくなる現実を知ることなしに、有効な予防策を考えることもできません。子どもたちが安心して学べる環境を守るために、私たち大人は何を知り、何を変えるべきなのか。本書は、その問いを読者に突きつける一冊です。</p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「振り仮名」があれば、学力は上がるのか（松本大）ポプラ社</title>
		<link>https://library999.com/furigana/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[おじさん司書]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 03 Aug 2026 21:18:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[おすすめの本]]></category>
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					<description><![CDATA[書名：「振り仮名」があれば、学力は上がるのか著者：松本大出版社：ポプラ社発売日：2026年6月22日 目次第１章　「振り仮名」「ルビ」とは何か第２章　振り仮名があれば、学力は上がるのか第３章　振り仮名がひらく日本語の未来 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>書名：「振り仮名」があれば、学力は上がるのか<br>著者：松本大<br>出版社：ポプラ社<br>発売日：2026年6月22日</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>目次</strong><br><strong>第１章　「振り仮名」「ルビ」とは何か<br>第２章　振り仮名があれば、学力は上がるのか<br>第３章　振り仮名がひらく日本語の未来</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">『「振り仮名」があれば、学力は上がるのか』という書名を見たとき、多くの人は「振り仮名を付ければ子どもは勉強しやすくなるのではないか」という素朴な疑問を思い浮かべるでしょう。しかし、本書は単純にその問いへ「はい」か「いいえ」で答える内容ではありません。著者の松本大氏は、教育現場での実践や研究成果をもとに、「読む力」と「学ぶ力」の本質を多角的に考察し、振り仮名の役割を丁寧に検証しています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「振り仮名」の効果や限界を冷静に分析しています</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書で印象的なのは、振り仮名を「便利な補助」として肯定するだけでなく、その効果や限界を冷静に分析している点です。振り仮名は、漢字が読めない子どもにとって文章への抵抗感を減らし、内容理解を助ける大きな支えになります。一方で、振り仮名に頼り続けることで漢字そのものを覚える機会が減る可能性や、読解力の育成との関係についても触れられています。つまり、「振り仮名を付けるか、付けないか」という二者択一ではなく、子どもの発達段階や学習目的に応じて適切に活用することが重要であるという視点が貫かれています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、本書では学力とは単に漢字を読めることではなく、「文章を理解し、自分で考える力」であることが繰り返し示されています。漢字が読めないために文章の内容が理解できず、学習意欲を失ってしまう子どもがいる一方で、振り仮名によって内容を理解し、自信を取り戻す子どももいます。このような事例を通して、著者は学びの入り口を保障することの大切さを訴えています。教育では「できる子」に合わせるのではなく、一人ひとりが学びに参加できる環境を整えることが求められるというメッセージが伝わってきました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、本書は教育関係者だけに向けられた専門書ではありません。保護者や学生、さらには教育に関心をもつ一般の読者にも理解しやすい文章で書かれており、専門用語には丁寧な説明が添えられています。実際の教育現場で起こっている具体例が豊富に紹介されているため、「学力とは何か」「読むとはどういうことか」といったテーマを身近な問題として考えられる構成になっています。そのため、教育に詳しくない読者でも最後まで興味をもって読み進められるでしょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">誤読を少なくできるのでは</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書を読んで私が特に考えさせられたのは、「振り仮名は単に読みやすくするためだけのものではなく、正しい言葉の読みを伝える役割も担っているのではないか」という点です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">例えば、私は「固執」という言葉は本来「こしゅう」と読むべきだと考えています。しかし、現在では「こしつ」という読み方も慣用読みとして辞書に掲載されるようになりました。言葉は時代とともに変化するものとはいえ、誤読が広く使われることで、それが新たな読み方として定着していく現象には複雑な思いがあります。もし書籍や教科書などで適切に振り仮名が付されていれば、このような誤読が広まることは少なくなるのではないでしょうか。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本書は、振り仮名の役割を「漢字が読めない子どもを助けるもの」としてだけではなく、「誰もが正確に情報を受け取り、学ぶ機会を保障するための工夫」として考える視点を与えてくれます。私はこの考えに大いに共感しました。振り仮名が普及すれば、学習につまずく子どもを支えるだけでなく、言葉本来の読みや意味を次の世代へ正確に伝えることにもつながるのではないかと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">タイトルは「振り仮名」という一つのテーマを掲げていますが、その本質は「誰もが学びやすい社会をどう実現するか」という教育全体への問いかけです。本書は、教育関係者だけでなく、日本語や言葉の変化に関心をもつ人にも多くの示唆を与えてくれる一冊でした。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「言語学者、生成AIを危ぶむ」（川原繁人）朝日新書</title>
		<link>https://library999.com/linguist/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[おじさん司書]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 06 Sep 2026 05:54:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[おすすめの本]]></category>
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					<description><![CDATA[書名：言語学者、生成AIを危ぶむ著者：川原繁人出版社：朝日新聞出版（朝日新書）発売日：2025年10月30日 目次第１章　「おしゃべり上手」でもヒトの言葉とは違う第２章　「安心」にはまだ早い？子育てと生成AIの相性を考え [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>書名：言語学者、生成AIを危ぶむ<br>著者：川原繁人<br>出版社：朝日新聞出版（朝日新書）<br>発売日：2025年10月30日</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>目次<br>第１章　「おしゃべり上手」でもヒトの言葉とは違う<br>第２章　「安心」にはまだ早い？子育てと生成AIの相性を考える<br>第３章　言語のプロはおしゃべりアプリをどう見る？<br>第４章　おしゃべりAI、本当に「おしゃべり」してるの？<br>第５章　生成AIと“友だち”になりかけた話<br>第６章　音で伝わるもの、文字でこぼれるもの<br>第７章　赤ちゃんはテレビやAIからことばを学べるのか？<br>第８章　未来への処方箋－心理学者・皆川泰代先生と語る<br>第９章　子どもたちを守るために、スマホとの距離を考える</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">本書は、急速に普及する生成AI、とりわけ「おしゃべりするAI」と子どもの言語発達との関係を、言語学者の立場から問い直す一冊です。副題に「子どもにとって毒か薬か」とあり、生成AIの利用は、大人にとって有用であっても、子どもにとっても同じなのかという問題意識から始まっています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「便利だから使う」の前に、私たちは何を失うのか</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書でもっとも印象的なのは、生成AIを単純に「便利な道具」あるいは「人間を脅かす存在」と決めつけていない点です。著者が危惧しているのは、AIそのものというよりも、言語を学び、他者との関係を築いていく途中にある子どもたちが、AIとの会話を人間との会話の代わりにしてしまうことです。生成AIと人間の言語システムには決定的な違いがあるにもかかわらず、子どもに「おしゃべりする生成AI」が与えられようとしている現状に、著者は警鐘を鳴らします。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ここで重要なのは、「AIは人間のように話せるのだから、人間の言葉も理解しているはずだ」という私たちの思い込みです。生成AIは驚くほど自然な文章や会話を生み出します。しかし、人間が言葉を身につける過程には、声を聞き、相手の表情を見て、反応を受け取り、ときには誤解し、訂正しながら他者との関係をつくるという、複雑な経験があります。本書は、そうした「言葉の背後にある人間的な営み」に目を向けさせてくれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">特に興味深いのは、著者が言語学だけに閉じこもらず、発達心理学などの知見にも目を向けながら議論を展開していることです。本書のもとになった連載でも、音声会話型AIアプリの具体的な分析や、「赤ちゃんはテレビから学ばない」という研究知見、スマートフォンの問題などが扱われています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">AIを使うか使わないかという二者択一ではなく</h2>



<p class="wp-block-paragraph">一方で、本書を「AI反対論」として読むのは適切ではありません。むしろ著者が問いかけているのは、AIを使うか使わないかという二者択一ではなく、「何のために、誰が、どのように使うのか」という問題です。大人にとって便利な技術であっても、発達途上の子どもにとって同じように有益とは限りません。この視点は、学校教育や家庭でAIをどう扱うべきかを考えるうえでも重要です。</p>



<p class="wp-block-paragraph">生成AIが私たちの生活に深く入り込んでいく現在、AIの性能を評価するだけでは十分ではありません。むしろ、人間が長い時間をかけて身につけてきた「話すこと」「聞くこと」「誰かと関わること」の価値を、あらためて考える必要があります。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本書は、AIの未来を予言する本というより、AI時代における「人間とは何か」を、言葉という身近な入り口から考えさせる本です。生成AIを日常的に使う人ほど、一度立ち止まって読む価値があります。便利さを享受しながらも、その便利さによって何を代替し、何を残すべきなのか。本書は、その判断を私たち自身に委ねています。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「スマホ認知症」（西岡壱誠）ベスト新書</title>
		<link>https://library999.com/dementia/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[おじさん司書]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 18 Jul 2026 01:03:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[おすすめの本]]></category>
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					<description><![CDATA[書名：スマホ認知症著者：西岡壱誠出版社：KKベストセラーズ（ベスト新書）発売日：2025年12月19日 目次第１章　スマホ時代は、人にどんな悪影響を及ぼしているか第２章　スマホ時代に出てきた「スマホ認知症」とは何か第３章 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>書名：スマホ認知症<br>著者：西岡壱誠<br>出版社：KKベストセラーズ（ベスト新書）<br>発売日：2025年12月19日</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>目次</strong><br><strong>第１章　スマホ時代は、人にどんな悪影響を及ぼしているか<br>第２章　スマホ時代に出てきた「スマホ認知症」とは何か<br>第３章　スマホ時代の生徒たちは、「選択」をしない<br>第４章　現役東大生100人に聞いた！「スマホに振り回されない」５つのルール<br>第５章　スマホ時代の勉強法とその落とし穴<br>第６章　スマホ時代、親は子供にどう関わるべきか</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph">「高齢者向け」の本だと思って読み始めましたが、「子育て」の本でした。スマートフォンが私たちの脳に与える影響をわかりやすく解説した一冊です。<br>スマホを悪者扱いするのではなく、子どもがうまくスマホと付き合えるようにするにはどうすればよいかという内容です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「スマホを使うな」ということではありません</h2>



<p class="wp-block-paragraph">タイトルだけを見ると少し刺激的な印象を受けますが、本書が伝えたいのは「スマホを使うな」ということではありません。便利な道具であるスマートフォンとどのように付き合えば、脳の働きを保ちながら生活できるのかを、多くの事例や研究をもとに紹介しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本書で印象的だったのは、「スマホ認知症」とは病気そのものではなく、スマートフォンへの過度な依存によって、記憶力や集中力、思考力が一時的に低下した状態を指しているという点です。知りたいことがあればすぐに検索し、予定はスマホに任せ、暇があればSNSや動画を眺める。このような生活が続くことで、自分の頭で考えたり記憶したりする機会が減り、脳の働きが鈍くなってしまう可能性があるという指摘には大いに考えさせられました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">子育て中の保護者に読んでもらいたい</h2>



<p class="wp-block-paragraph">特に本書は、子育て中の保護者にとっても示唆に富んだ内容だと感じました。近年では、小さな子どもでもスマートフォンやタブレットに触れる機会が増えています。学習アプリや動画配信サービスなど、教育に役立つ面もありますが、一方で長時間の利用が子どもの集中力や想像力に影響を及ぼすことも懸念されています。本書を読むと、「子どもにスマホを持たせるかどうか」という単純な問題ではなく、「どのような使い方を家庭で身につけるか」が重要なのだと理解できます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">また、子どもにスマホとの付き合い方を教えるためには、まず大人自身の姿勢が問われることにも気づかされました。子どもに「スマホばかり見ないで」と言いながら、親自身が食事中や会話中もスマホを手放せないのであれば、説得力はありません。本書は、大人自身がスマホとの距離を見直し、その姿を通して子どもに良い習慣を伝えることの大切さを教えてくれます。</p>



<p class="wp-block-paragraph">さらに、本書では、スマホから少し離れて読書や散歩、人との対話など、脳を積極的に働かせる時間を意識的につくることがすすめられています。これらは子育てにもそのまま応用できる考え方です。親子で本を読んだり、公園で遊んだり、今日あった出来事をゆっくり話し合ったりする時間は、子どもの脳の発達だけでなく、親子の信頼関係を深める貴重な機会になるでしょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">スマホを日常的に使うすべての人にとって参考になる一冊です</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書は専門的な内容を扱いながらも、難しい医学用語に偏ることなく、誰でも読みやすい文章でまとめられています。そのため、スマホを日常的に使うすべての人にとって参考になる一冊です。特に子育て世代にとっては、子どものスマホ利用を考えるだけでなく、自分自身の生活習慣を見直すきっかけを与えてくれる本だと思います。</p>



<p class="wp-block-paragraph">スマートフォンは現代社会に欠かせない便利な道具ですが、使い方を誤れば私たちの思考力や記憶力に影響を及ぼす可能性があります。本書は、その危険性を過度にあおるのではなく、便利さを享受しながら脳の健康も守るための実践的なヒントを数多く示しています。子どもたちがこれからデジタル社会を生きていく時代だからこそ、大人が正しい知識を身につけ、家庭の中でスマホとの健全な付き合い方を考える重要性を改めて感じさせてくれる一冊でした。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「人はなぜ働かなくてもいいのか」（池田清彦）扶桑社新書</title>
		<link>https://library999.com/basicincome/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[おじさん司書]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 18 Jul 2026 01:10:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[おすすめの本]]></category>
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					<description><![CDATA[書名：人はなぜ働かなくてもいいのか著者：池田清彦出版社：扶桑社（扶桑社新書）発売日：2026年4月24日 目次第１章　働くとはどういうことか第２章　いつから人はたくさん働くようになったか第３章　資本主義は人をどう働かせる [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p class="wp-block-paragraph"><strong>書名：人はなぜ働かなくてもいいのか<br>著者：池田清彦<br>出版社：扶桑社（扶桑社新書）<br>発売日：2026年4月24日</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph"><strong>目次</strong><br><strong>第１章　働くとはどういうことか<br>第２章　いつから人はたくさん働くようになったか<br>第３章　資本主義は人をどう働かせるのか<br>第４章　働かなくてもいい社会は実現するのか<br>第５章　人は無闇に働かなくてもいい</strong></p>



<p class="wp-block-paragraph"></p>



<p class="wp-block-paragraph">本書は、「働くことは本当に人間の義務なのか」という、多くの人が当たり前と思っている価値観に疑問を投げかける一冊です。著者は生物学者の立場から、人間の歴史や進化、生物の生存戦略を踏まえ、「働くこと」そのものを相対化して考察しています。単なる労働批判ではなく、これからの社会のあり方について読者に考える機会を与えてくれます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">生物学者から見た「ベーシックインカム」</h2>



<p class="wp-block-paragraph">本書の中でも特に印象に残ったのが、「ベーシックインカム」の考え方です。ベーシックインカムとは、年齢や所得、就労状況に関係なく、すべての国民に一定額の現金を定期的に支給する制度です。著者は、人工知能やロボット技術の発達によって人間の仕事が減少していく未来では、「働かなければ生活できない」という従来の社会制度は限界を迎えると指摘しています。そのため、生活の最低限を保障するベーシックインカムの導入が現実的な選択肢になると主張しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一般的には、「お金だけ配れば誰も働かなくなるのではないか」という反対意見があります。しかし著者は、人間には生活費を得るためだけでなく、自己実現や社会とのつながりを求めて活動する性質があるため、多くの人は収入が保障されても何らかの形で社会に参加すると考えています。実際に、趣味やボランティア活動、芸術や研究など、利益を第一の目的としない活動に情熱を注ぐ人は少なくありません。最低限の生活が保障されることで、人々は生活のためだけに望まない仕事を続ける必要がなくなり、自分らしい生き方を選択できるようになるという著者の考えには説得力を感じました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「ベーシックインカム」の持つ可能性</h2>



<p class="wp-block-paragraph">現在の日本では少子高齢化や人手不足が進む一方で、非正規雇用や低賃金労働など、多くの課題を抱えています。そのような状況では、「働けば豊かになれる」という従来の価値観だけでは対応できない場面も増えています。著者は、働くことを人生の目的とするのではなく、「生きること」を中心に社会制度を設計すべきだと提案しています。ベーシックインカムは、その実現を支える制度として位置付けられており、社会保障制度の簡素化や貧困対策にもつながる可能性が示されています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もちろん、財源をどのように確保するのか、本当に制度が持続可能なのかといった課題もあります。本書ではそれらについても触れられていますが、読者自身が賛成・反対を判断する材料として考えることが重要だと感じました。ベーシックインカムは決して万能な制度ではありませんが、働き方や社会保障のあり方を見直すきっかけになる考え方であることは間違いありません。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本書を読んで、「働くことは美徳であり、働かなければならない」という固定観念が必ずしも絶対ではないことに気付かされました。社会や技術が大きく変化するこれからの時代において、人間らしい生き方とは何かを考えるうえで、多くの示唆を与えてくれる一冊です。特にベーシックインカムについて関心のある人や、将来の働き方や社会のあり方について考えたい人には、ぜひ読んでほしい本だと思います。</p>
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