沖縄県立図書館は、沖縄県の県庁所在都市である那覇市にあります。
公共交通機関での行き方など、「沖縄県立図書館の歩き方」について説明します。
施設
2018年にできた那覇バスターミナルと同じビルに入っています。3階から5階までの3フロアにあり、建物の新しい図書館です。
1階が那覇バスターミナル、2階が沖縄都市モノレール(ゆいレール)旭橋駅直結と、公共交通機関で行きやすい場所にあります。
3階が
- 子どもの読書活動推進エリア
4階が
- 一般閲覧エリア
- ビジネスエリア
- 情報エリア
- 多文化エリア
5階が
- 郷土資料室
- 郷土資料貸出エリア
- 沖縄関連展示エリア
となっています。このほか6階に閉架書庫があります。
特に「郷土資料室」が充実しています。館内では「ペットボトルや水筒などの密閉できる容器に入った飲み物に限り、持ち込みができます」となっていますが、郷土資料室ではこれらの飲み物も利用できないと入口に掲示がありました。それだけ貴重な資料があるということだと思います。
また、4階に「アメリカ情報コーナー」があります。他の都道府県立図書館では見たことがありません。歴史的に沖縄とアメリカとの関係の深さがわかります。
次のようなパスファインダーも置いてあります。
利用案内
休館日は、
- 毎週火曜日
- 年末年始
- 特別整理期間
です。火曜休みという図書館は珍しいと思います。
資料を借りるときに必要な利用カードを登録できる対象者は、
- 沖縄県に現住所を有する方(0歳から作成可能です)
- 利用カードの作成日から1ヶ月以上沖縄県に滞在する予定の方(滞在を証明する物が必要です)
です。
他の都道府県立図書館では「都道府県内に通勤・通学をしている方」を対象としているケースが多いのですが、他県に住んで沖縄県に通勤・通学しているというケースはほとんど考えられませんので対象に入っていないのでしょう。
さらに、対象者に「1ヶ月以上沖縄県に滞在する予定の方」という条件もありますが、ほかでは見たことがありません。
また、館内に置いてある利用案内には日本語版だけでなく、英語版、韓国語版、中国語版(繁体字・簡体字(だと思います)の2種類)があります。
電子書籍サービス
紀伊國屋書店学術電子図書館サービス「KinoDen」を導入しています。利用カードを持っていれば利用できます。
公共交通機関での行き方
沖縄県で唯一の軌道系交通機関である「沖縄都市モノレール(ゆいレール)」の旭橋駅に直結しています。また、1階にある那覇バスターミナルには、沖縄本島内各地と結ぶバスが発着しています。
ゆいレールを使うと、那覇空港まで約10分です。那覇空港からは沖縄県内の離島と結ぶ空路があります。
公共交通機関で利用しやすい図書館です。ちょっと調べれば、迷うことはありません。
おわりに
新しい図書館です。きれいで設備も充実しています。ゆったりとしたスペースで、ゆっくり滞在できます。